環境建築賞について,再び
先日当ブログで話題とした「東京未来大学」は昨年のJIA環境建築賞を受賞した建築であった。環境建築賞は今までエネルギー使用削減をテーマとするものが多かったと感じているが.着実にに再生事例が数を増やしている。「洲本の図書館」=鬼頭梓、佐田祐一=もその好例である。このことの重要さを思う。壊さないための技術が不足している。過去、質の悪いコンクリートが大手を振って施工されている時期がある。これを何とか再生する技術の獲得は建築業に当然課せられた任務であろう。数十年でもちません、壊します、では話にならぬではないか。再生を普通の事としなければならない。その意味からも「JIA環境建築賞」へ再生事例のたくさんの応募をお願いしたい。