相模原の住宅が

新建築『住宅特集』の連載の企画に建築家の自邸を大学研究室が「腑分け」「読解」するというものがあり、今回その8回目が我が家であった。神奈川大学 曽我部研究室と中井研究室の合同での作業が既に発刊の今月号と次号の二回に渡り掲載される。「腑分け」「読解」の手法は過去の事例でも各大学研究室によりさまざまだが、今回驚いたのは我が家の10分の一の模型製作によりそれを行うという壮挙である。今月号には我が家のほぼ全て、(家具にいたるまで)のビルディングエレメントがずらりと並ぶ見開きのページがある。壮観である。はじに移る人の横顔や手などの大きさから10分の一の大きさを実感ていただきたい。分けてもグレーチングを造った学生の綿密さには驚く。どれほどの作業時間であったか。
次号には組みあがった模型が登場するということでそれを見せていただくため大学にお邪魔したが、今回掲載された写真撮影時以降なお模型製作は進行し椅子の類にいたってはそのほぼ全てを網羅、10分の一のスケールが成し遂げうる総体に驚いた。学生諸君、本当にご苦労様でした。
ちなみに新建築Onlineに動画も掲載されています。ご覧下さい。